Comic1に参加してきました。実は初参加。ビッグサイトでのイベントと言うと大混雑をイメージしてしまうのだけど、このイベントは穏やかというか、雑多な同人誌がジャンル入り交じっていて、それを買い手が淡々と狩りをしているとでも言うのか、昔の同人誌イベントってこんな感じだったかなあと思い返すくらいにのんびりしてました。
新刊があったのですが、こちらも穏やかに頒布されていったなあ、という印象でした。おかげさまで当日分完売しましたが、コミティアでも頒布予定ですので宜しければどうぞ。
二日後にはアイマスオンリー、数日後にコミティアを控えた今日、知り合いのサークルさんが少ないのも当然。会った友達に「なんで参加したの?」と聞かれるぐらいで。自分としてもなんだか目的が定まってなくて、漠然と二次創作がやりたかった気がするのにジャンル:創作で申し込んでいる時点でブレてるなーと思っていた。しかし実は、今回のイベントでは試してみたいことがあったのです。
それは、先日の記事の「スケブはチャリティーで」の実行。
http://ftmm.jpn.org/archives/205.html
■描いたスケブ:常に一発勝負なので品質に波があるのは申し訳なく思う…
スケブを依頼されたとき、
「スケブOKです、ただ今回チャリティーで一件につき500円頂いて寄付しようと思います」
と応える形にしました。
今思えばこれはちょっとヒドい応対だった。スケブというのは金銭授受を伴わないという慣習があるのにこれを破ってる。それも後出し条件で。後日webで報告しますと言っても、今ひとつ信頼性に欠ける・・というか、むしろ駅前で一人で募金箱持ってるお兄さんぐらいに怪しい。急に持ち込まれた市場規範や、不審感は丁寧に準備しておかないと大きな問題を残すかもしれないですよね。こんな実験的な試みに対して、快くお金を出してくださった依頼者さんに感謝しています。
後から追跡調査というか、スケブを依頼した人にどう感じたかをインタビューできれば良かったかな―と思ったのですが、直接私に尋ねられたところで、「お金払うのはなんか微妙です」とは良いづらいだろうし、本当のところを知るには時間が掛かりそう。twitterを経由して何人かにコンタクトできたのですが、あらかじめ卓上とかに掲示してくれた方が(同人誌の価格と同様)良かったかな、というのが共通見解でした。
ただそうなると「スケブ描きます!」とアピールすることになるわけで、それはあまり気が進まない。それに、明示する金額というのは後々大きな問題になるので金額のよりどころが欲しくなる。
とりあえず募金。
合計7件だったので頂いた3,500円分を赤十字の大震災義援金に振り込みました。
振込の都合で二回に分けて。
また、チャリティースケブとは別に、冬コミのスカートふせんの売上もチャリティー販売にしました。売上件数はもっと少なかったのだけど、「じゃあ二口分払いますよ―」と気前の良いお兄さんもいたりして、私からも上乗せ倍プッシュして丁度の金額を寄付。こちらは中央共同募金会の義援金へ。
イベントが終わり、家に帰ってきてからも悶々と悩んでいて、どうすればよかったのか、そもそも私は何がしたかったのか自問自答する。こんなことやるべきだったんだろうか。考えをまとめていって思ったのはやっぱり、同人活動、同人イベントで、何かしら新しいことを挑戦して(たまには失敗して)誰かに認めて貰うこと。そして他のサークルの方がそれを模倣してくれるようになったら最高。
じゃあやっぱり、もう一回挑戦してみよう。
そこでいいこと思いついた。あらかじめ赤十字に寄付しておいて、スケブの依頼料金のお返しにその領収書を渡す。そうすればお金のやりとりをするときの不審感はなくなる。
あらかじめ自己資金で入金する必要があるけど、これは本の印刷などではよくあることだし、もし募金スケブが行われなかったとしても寄付をしたという点で救われてる。
・・というかむしろ領収書に絵を描いて売ればいいのか!?都合の良いことにファミリーマートで入金すると領収書の余白が広大にあるし。(そこまで準備すると、色紙にすればいいんじゃね?という気もするけど、依頼者のスケブに描かせていただくことが前提だから)
募金受付票(という名のスケブチケット)を複数枚用意するとして、金額に差をつけても面白いかもしれない。どれを選んでも得られる内容であるスケブには差がないけど、それがいい。
というわけで5/5のコミティアでは、チャリティースケブへの挑戦2、として、募金受付票の授受による信頼あるスケブ依頼受け付けを行おうと思います!
非公開 2011.05.03-20:14 Edit
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