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夏コミc82雑感

2012.08.19

気温。例年に比べれば過ごしやすい夏コミでしたが、絶対的な暑さと人ごみで体力回復に時間がかかりますねー。単にコミケが終わると気が抜けて時間があっという間に過ぎているだけなのかも。
新刊の「はじまりの乳」は無事完売、時刻的にも午後3:10だったので多くの方に行き届いたのではと思っています。本は再販して書店に委託する予定ですが、時期は9月になります。9/2のコミティアに参加するのでその頃。

残しておきたいメモと感想を箇条書しておきます。

会場ゴミ拾いについて

前回の冬コミの後、コミケ会場の外にゴミが多く散らばっているぞーひどいぞーというニュースを見て、次からは掃除しながら帰ってもいいなあと思ったことを思い出して実行してきました。ビックサイト建物内部は清掃業者がいるだろうから、建物の外、イベントが終わって会場を出たあたりを重点的に拾おうと考えたのだけど、行ってみるとゴミが落ちてない。
twitterを探ってみると、どうやら同じ事を考えていた人がいた。それですでに拾われていたんですかねえ。ゴミを探しながら拾ったのですが結局1kg程度にしかなりませんでした。まあ、綺麗にしたいという目的は果たせたのだから良しとしよう。次もやるよ。

今後も細々と続けていきたいので次回にむけてメモ
・集めたゴミは持って帰えるのがベストだけど、駅周辺のゴミ置き場に入れてもいいと思う。
  (おそらくコミケット準備会が用意したと思われるゴミ袋)
・ゴミ袋はコンビニの大きめの袋程度が良い
  (ゴミ袋がごみになる)
・使い捨て手袋を持ってると良い
  (ベトベトするゴミもある)
・いかにもボランティアごみ収集してますー!というアピールはしない
  (限られた数人がやるのでなく、広く薄く実行されるほうがいい)
・ゴミを拾ってくれたらグッズ差し上げますーという演出もすべきではない
  (報酬があるからやる、という行為だと、報酬がなくなるとやめてしまう)

暑さ対策

去年の夏コミに続いて暑さ対策。ここ数年の酷暑とは違って、比較的過ごしやすかった夏コミでしたが、それでもやはり蒸し暑い。一日を乗り切るには体温調整が欠かせない。

・電池式扇風機
やはり大きめの電池式扇風機を持ち込むのが効果的。ただ、昨年夏に購入したコールマンのテント用扇風機は、1年経ったら風量が弱くなった印象。スポンジの羽が劣化したのかな。次は別のものを買ってみよう。

・冷凍ハンディパック
前夜に現地で調達。東雲イオンは取り扱いなし、品川シーサイドのイオンで購入20個。店頭でドライアイスもくれるので一晩ぐらい余裕で持つ。保冷バッグに詰めて、段ボール箱に入れれば一晩ホテルの室内においておいても全く溶けてなかった。
店頭ではペットボトルタイプの冷凍ドリンクが主流となってるみたい。ペットボトルは氷を溶かしにくいし、ポケット等に入れて体温を下げるような使い方も難しい。ボトルのゴミもかさばる、と不便なのに、なんでハンディパック型が主流にならないんだろう。
一方でハンディパックは袋が柔らかいため、凍っているときに取り扱いが雑だとパックに穴が開いて液体が漏れることがある。(実際今回漏れた)手を拭くタオルの準備が不可欠か。

そしてスペース内で保管中は結露が出る。対策はタオルとダンボールを下に敷くぐらいしか思いつかない。水漏れは本に染みると大変だし、ましては近隣のサークルのものだと取り返しのつかないことになる。

ポップ看板とミルクパック

アップロードファイル 222-1.jpg
今回の本のテーマの『乳』を意識して紙パックをワンポイントにしたポップ作り!それを見て、グッズかと思った!と言われて逆にハッとする。周囲のサークル、みなさんグッズとかオマケとか用意してるのね。

グッズを作るなら、アイディアものか、実際使って便利なものがいいなあと思うんですが、今欲しいものってなんだろう?ちょっとした文具かなあ。個人的にコミケのあとに欲しいのは、一時的に同人誌を片付けられる使い捨ての本棚だけど、これはちょっと、あまりにも個人的すぎる。
あとは、キャライラスト付きのキムワイプとかビーカーとかかな?ケミカルガールズスクールな実験器具が作れたら最高だなー。でもそんな印刷できるのかしら。

夏コミの個人的感想

年々、コミケに時間や体力を注ぐことに疑問が、とは言わないまでも、なにかしら理由付けや目的意識が欲しくなっていて、それはなんだろうかと探すようにコミケに参加してきました。

高温多湿の人ごみの中、汗ばんた腕が人と触れ合ったりしながらも、むしろその苦行の末に、お目当てのサークルで新刊を買えることが嬉しくなる。これはもう個人的には普遍的な喜びっぽい。

初めて合うサークル主さんに声をかけて、「あ、こーわさんですか!」と嬉しい反応が返ってきたり、「あー・・・(誰?)」という微妙なレスポンスだったりする、この緊張感が常にあるのも面白い。

そしてやっぱり気になるのは、自分の新刊がどう受け入れてもらえるか。ただ、慌ただしいコミケの期間内ではほとんどわからないのですよね。今回チェックして、本を買ってくれた人というのは、これまでの本の実績なのだろうし。

それでも以前の本を踏まえて話を振ってくださる方もいる。本職何なんですか?(専門系です。。)そういう仕事しつつ、こんな本や絵が描けるのっていいですねー、なんて嬉しいことを。

自慢乙。

終了後、近場で打ち上げして、日が暮れて、電車に乗って帰るとき。電車の中にいい大人の男性三人組がトレーディングカードを自慢し合いながら楽しそう。お姉さん二人組が何かの作品の話を酒に酔っているのか興奮気味に話してる。こうした空間、限られた時間が自分にとって重要なのかな、貴重なのかなと。この場を維持することが自分の使命なのかもな、なんて考えたりもする。

そういえば以前、自分はコミケを盛り上げたり維持したりするのに何か貢献できませんかねえ?と、準備会スタッフをやっている人に話してみたことがある。でもみんな「あんたは本を作れ」とのこと。「自分に作りたいものがあって、それを楽しみに来てくれる人がいるんだから、それ以上のことはオレらにまかせてさ、あなたは本を作るのが一番っしょ」とそういうものなんかな。

自分が楽しく有意義に本を作ること自体が目的だとすると、今の本づくりのスタイルは気に入っていて、手応えも感じているのだけど、まだなんというか足りない。それは量的な問題なのだろうか。出ていく場所の問題なんだろうか。それとももっと異なることを目指すべきなのだろうか。

余談

差し入れをいただくのはとっても嬉しくて、でもなかなか日記で紹介するようなものでもないかなあと感じているのですが、これはさすがに:
アップロードファイル 222-2.jpg
(乳団子、広島名物、和泉光和堂)
今回の本にあわせて乳の特産品を買ってきてくれた方!美味しくいただいたのですが、メーカーが和泉光和堂(こうわどう)とと気づいて再度ビックリ。偶然の一致なのかもしれませんが、Ko-wa's Innに掛けていたのかしら!?。

21:24 [Comment:0]

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